「本家」か「分家」か どうか
本家は点がつく「富田」、分家は点がつかない「冨田」。
・「とみた」という名字の由来は?
「とみた」という名字が生まれたのは鎌倉時代の頃とされている。先に生まれたのは「点のつく富田」。「富」の漢字をよく見ると、「屋根」の下に「口」「田」があり、お米を蔵にたくさん持っていることを表す。つまり、お米が豊「富」に獲れる「田」んぼで、「富田」となった。
・点のつかない「冨田」はどうやって生まれた?
「点のつく富田家」で起きたあるエピソードが「点のつかない冨田」が生まれるきっかけになった。税としてお米を収める時に、富田は「お米が豊富にとれる名字」のため、分家になり「米が獲れず役人に怒られることに悩んでいた弟」に「本家の兄」が名字を変えることを提案。米がたくさん獲れる本家を「富田」とし、米があまり獲れない分家を「冨田」とした。